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空に吸はれし十五の心

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石川啄木のこの歌を始めて読んだとき、私も少年時代によく空を眺めていたことを思い出しました。

下宿の窓を開けて、1時間でも2時間でも移り行く雲や空を見ていました。

最近は、そんな余裕もなくようやくひと休みに入りました。

ふと思い出したのがこの歌です。(不来方は、「こずかた」と読みます。岩手の盛岡城のことを歌ったものだそうです。)

空に吸はれし十五の心 という下の句が40年たった今でも心に残っています。

啄木という人は、わたしが函館に住んでいるころ知りました。

啄木公園があり、

東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたわむる

という歌が刻まれていました。
by takashi1950t | 2007-01-22 04:01 | そら